あ(6)



[25] えも太

エスタ出版が誇る、プルルンと世界的人気を二分するキャラクター。見た目は可愛らしいが、言動がニヒルで親父臭く、そのギャップが人気の秘訣らしい。
エスタ出版社長のキロスが考案者だと言われているが、本当の産みの親はラグナである。(ラグナ自身は覚えていない)

バンバンコミックでの連載だけにとどまらず、TVアニメ、映画、ゲーム、アパレルと様々な媒体で人気を博している。

[23] エルオーネ・レオンハート

ラグナとレイン夫妻の養女で、スコールの義理の姉にあたる。スコールとエルオーネの2人が「レウァール」姓ではなく「レオンハート」姓なのは、レイン死後に孤児院に保護されたエルオーネはまだ幼く、「レウァール」をうまく発音出来なかったため。エルオーネが言う、「レウァール」ぽい言葉を、クレイマー夫妻が「レオンハート」と戸籍に記載した。
ゲーム終了時、21歳。

先天的に、誰かの意識を他の人間の意識内へと接続させることが出来る力を持つ。(この場合、接続する人間、接続される人間共にエルオーネと知己でなければならない。そこが彼女の能力の限界でもある)

彼女が2歳の時、実の両親が揃って他界。その後、レインとともに暮らし始め、ラグナとレインが婚姻したときに正式に養女として入籍している。
4歳のとき、エスタの女の子狩りの被害に遭い、エスタへと拉致される。先天的に持つ不思議な力に魔女アデルとオダイン博士が執着。彼女の不思議な力を解析して、オダインはG.Fジャンクションシステムと、ジャンクションマシンエルオーネの基幹部分を開発した。

ラグナの手により、エスタから救い出されてウィンヒルのレインの元へと戻るが、レインはその後スコール出産時に死去。身寄りがいなくなった彼女とスコールはクレイマー夫妻の孤児院へと引き取られる。
孤児院にて、スコールたち年少の子どもたちに大変懐かれていたが、エスタのオダイン博士の追っ手、そしてアルティミシアに精神侵食をされ始めたイデアから逃れるため、白いSeeDの船に乗せられて世界中を転々と逃げ回る生活を送ることになる。

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現在は未来からの脅威もなくなったため、エスタにてラグナと共に親子として暮らしている。職業は大統領秘書官。オダイン博士の研究には、それなりに協力はしているらしい。
普段は割と温厚だが、おてんばで怒らせると怖いところは変わっていない。
初恋の人はラグナ。

[19] イデア・クレイマー

スコールたちの保護者でもあった「ママ先生」であり、魔女イデアでもある。元々は穏やかで優しく、愛情に満ちあふれた性格だったが、アルティミシアに精神を侵され冷酷無比な魔女へと変貌する。
スコールたちと戦った後、無意識にリノアへ魔女の力を移譲し、以後は本来のイデアに戻った。
ゲーム当時の実年齢は56歳。魔女であったゆえに、外見年齢は継承時の18歳のままであった。

魔力がなくなったイデアであるが、魔力を失った魔女は本来ならもれなく死に至る運命であった。しかし、魔女大戦後から提唱され始めた「魔力バッテリー理論」という仮説の元に、自身の精神世界に魔力供給具を埋め込む手術を受ける。
この手術の結果、魔力バッテリー理論が正しいことが証明され、さらにイデアはその後の人生を送ることが出来た。

シドとは隣に住んでいた幼馴染。むしろイデアはシドより14歳年上で、彼が赤ちゃんの頃から知っているせいで中々男性と認識することはなかったが、シドの努力と粘りでシドと結婚することを選ぶ。シド以前に婚約者がいたが、結婚寸前で捨てられるという事件があった。

シドがバラムガーデン学園長だった間は、ガーデン内で人目につかぬよう生活し、リノアに魔女の伝承などを教えたりしていた。年少組、魔女大戦中のガルバディアガーデン交戦時に負傷した生徒たちは多かれ少なかれPTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えており、彼らに不要な刺激を与えないため、エスタに行くとき以外はほぼ引きこもりの日々を送る。
シドが引退後は共にセントラへと移り住み、穏やかな日々を過ごした。

[14] アリーテシア・ヴィクトリア・フレデリケ・ドール

神聖ドール大公国第一公女。通称アリーテ姫。
大公陛下には彼女以外の子どもがいないので、神聖ドール大公国唯一の公位継承者である。
ゲーム当時年齢は、5歳。

アルスの教育のせいもあるだろうが、年齢に似ず非常に大人びている。生まれながらの王者らしく、性格は豪放磊落。黙っていれば愛らしい女の子なのに、口を聞くと内容・話し方ともに非常に男らしく勇ましい。
ある事件(いつか書きます)を通じてスコールやリノアと知り合った。それ以来リノアのことが好きで、スコールをライバル視している。

話し言葉は、独特の王家言葉を使う。これはもうひとりいる姫付き侍従のせいである。アルスが平民出身で任官されたことによる軋轢を解消するため、もうひとりの侍従は高位神官が就任した。伝統ある大公国の継承者は、伝統ある言葉を話さなければならない、との思想により、姫の言葉は王家言葉に矯正されてしまっている。

[13] アルス・キャリッジ

当サイトのオリジナルキャラ。ゲーム当時の年齢は18歳。ドール王宮アリーテシア第一公女付侍従。

キャリッジ夫妻とカーウェイ夫妻が親友と言ってもいい間柄であり、子ども同士の年齢も近かったことから、赤ん坊の頃からリノアと付き合いがある。リノアが家出してティンバーにやってきたときも、その滞在先はキャリッジ家であったくらい、両家の関係は親密である。
(ただし、リノアがティンバーにいた期間、アルスはドール大学に通っており、実家にはいなかった)

幼い頃から賢く、スキップして史上最年少でドール大学に入学。貴族、もしくはそれに準ずる家柄の者にしか門戸が開かれていなかったドール王宮に、平民として初めて任官され、しかも世継ぎの公女であるアリーテシア公女の教育係を拝命している。

性格は基本的に悪く、意地が悪い。頭も勘もいいため、人の思惑を的確に読むことが多い。自分の興味のあること以外には酷く冷淡。
普段は仕事中毒なくらい仕事をしまくっていて、たまの休日はゴロゴロしたり不特定多数の彼女と遊んでいたりする。特定の人間と親しくすることをあまり好まない。

リノアは幼馴染で妹のように思っているが、それでも彼女に対しても割と容赦がない。本人曰く、「リノアを甘やかすのはスコールの役目だから」だそうだ。

[8] アーヴァイン・キニアス

ガルバディアガーデン出身のガンマン。ゲーム当時17歳。スコールと同じく、イデアの孤児院にいた。
性格は一見軽薄そうで女好きに見えるが、真面目で繊細、割と一途。
幼少期はあまり印象に残らないほど大人しく、地味だったらしい。

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本当に孤児だったスコール、セルフィ、ゼル、サイファー、キスティスとは異なり、実の両親と兄がいる。一時的にイデアの孤児院にいたのは、アデルの起こした魔女戦争で戦禍にあい、家族とはぐれてしまったため。両親が探し出して迎えに来たため、FF8パーティーキャラの中で一番早くに孤児院を去った(ゆえに余計にスコールたちが覚えていない)

魔女大戦が終わってすぐに、SeeD資格をガルバディアガーデンの意向により取得。ガルバディアガーデン初のSeeDとなり、後進の育成に尽力することを期待され、ガルバディアガーデン学園長に任命される。

それなりに恋人を持っていたようだが、初恋の人セルフィに再会してからは、セルフィ一筋。口説き落として19歳の頃から付き合い始める。結婚はパーティーメンバーの中で一番遅く、30歳。32歳のとき、セルフィの妊娠を機にガルバディガーデン学園長を退官し、以後は主夫となる。

オシャレが大好きで、ブランドものやアパレルに異常に詳しい。新作や限定モノにも弱く、貯金はほとんどないキリギリス型。
仕事はあくまで自分が好きなことをするためにするものだと考えており、それほど執着はない。
基本的には淡々としているので、流れる川のようにつかみどころのない性格だとセルフィに思われている。
趣味が割と似ている故に、スコールと一番仲がいい。