ら(4)
[22] レイン・レウァール
ラグナの妻であり、スコールの実母。ゲーム終了時では故人(享年27歳)。ガルバディア共和国辺境にある、ウィンヒル村に住んでいた。18歳のときに両親が死亡、それ以来残されたパブを切り盛りしながら生計を立てていた。
見た目・性格からはわかりにくいが、実は生まれついてより病弱。ウィンヒル村での綺麗な空気・環境によって成長できることができたが、他所の地では到底暮らしていけない懦弱体質である。
それが災いして、スコールを出産した折、産褥により死亡。
身体が弱くはあるが、それをほとんど感じさせないほど明るく元気でしっかりした性格である。早くに両親を亡くしたため、余計に独りで頑張る癖がついていた。
しかし、ラグナに出会い、肩の力を抜いてもいい、甘えてもいいということを知り、彼に惹かれていく。
ラグナとの結婚は閉鎖的なウィンヒル村では認められていなかったが、死後レインの意思を村人が汲み、墓碑にはきちんとレウァール姓にて刻まれている。
[21] ラグナ・レウァール
エスタ共和国初代大統領。スコールの実父。ゲーム終了時年齢は45歳。元々はガルバディア人で、養女であるエルオーネを奪還するためにエスタに密入国、そののちエスタ内紛に関わることになり、魔女アデルを追放してエスタ共和国を開いた。
魔女戦争のときに強制徴用され一般兵として働いていたが、セントラでの任務時に負傷しウィンヒル村にて療養。その際に妻であるレインと出会う。ジャーナリスト志望であったが、レインと共にウィンヒルで暮らすことにも魅力を感じ、その狭間で逡巡しているうちにエスタによってエルオーネが攫われてしまう。すぐに戻る、という言葉がレインと交わした最期の言葉になった。
現在でもレインのことを愛していて、彼女の死後も恋人や妻を持とうとしない。スコールのことは、今までほとんどほったらかしになってしまった負い目と見た目レインそっくりな外見のために、スコールにウザがられるほど愛情表現をする。
昔一時的に俳優であったこともあるくらい、端正な外見であるが、あまり身なりに構わない。たいてい楽そうなシャツにズボン、サンダルというおっさんスタイルである。
言動は楽観的、適当、後先考えない、まるで子供のような気にすらさせる軽妙なものであるが、実はかなりのカリスマ性を持ち、政治的センスも高い。大統領就任後より政治方面について研鑽していたため、当代きっての大政治家としての資質と人望を備えている。
[17] 雷神
サイファーの仲間。ゲーム当時18歳。独特な喋り方をする、気のいい大男。風神とは同郷出身の幼馴染であり、彼女のツッコミには弱い。
あっけらかんとしてあまり物事を深く考えていないようだが、それなりには考えている。サイファー、風神のことを共によく理解していて、この2人の保護者のように見守っていたりする。
サイファーや風神と異なり、スコールたちと連絡をずっと取り続けている。お互い、「敵」という感覚がないからである。
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サイファーのガーデン退学に合わせて、雷神もバラムガーデンを退学。エスタの機械整備専門学校に入学し、その後エスタ宇宙船関連の整備士となる。
25歳のときに職場結婚をし、3男の父。
[2] リノア・ハーティリー
FF8のヒロイン。ゲーム当時17歳。イデア・アルティミシアから力を継承した、現代最強だと思われる魔女。本名は、リノア・カーウェイ。ガルバディア共和国の、フューリー・カーウェイ元大佐とジュリア・ハーティリーの実子。ハーティリーの苗字を名乗っていたのは、父に反発していたため。
家出中は、ティンバーにてレジスタンス活動をしていた。そこでスコールたちと出会う。
ティンバーでの居住地は両親の古い友人である、キャリッジ家。
性格は人懐っこく、困っている人を放っておけないタイプ。あまり後先を考えずにまず行動しがち。魔女になってからはあまり他人を巻き込むことはなくなったが、反対に自分で何でもやろうとするようになった。自分が多少傷ついても、誰かが助かればそれでいいと思っている節がある。
甘いもの、可愛いもの、小説が好き。人懐っこい割には男性慣れしているわけでもなく、きちんと付き合うのはスコールが初めてだったりするので、恋人ぽい雰囲気・行動に慌てたりする。サイファーと付き合っていたことは確かにあるが、そのときは友人関係に毛が生えた程度だったので、恋人らしいことはしていない。
料理はあまり上手くはなかったが、生来美味しいもの好きだったのが功を奏して、次第に上手になった。しかし工作、裁縫などは相変わらず苦手である。
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最後の魔女である。「全ての力を集め、全ての力を元あるところに返し、新たな契約を結ぶもの。」と言われているが、現時点ではそれは不明。
最後の魔女である以上、他者に魔力の移譲が出来ないので、結果不老不死に近い状態になってしまった。魔女継承時の17歳当時の姿を保っている。
実年齢19歳のときに魔女管理局が発足。そこで検診などを受けながら、世界中の災害から人や大地を守る任務についている。
婚姻年齢に達してすぐにスコールと結婚し、仕事以外のときはスコールの妻として、世界中を移動している。