さ(6)



[18] シド・クレイマー

バラムガーデン創立者、及びガーデン教育理念の提唱者。初代バラムガーデン学園長である。ゲーム当時42歳。

飄々として掴みどころのない感があり、のんきな言動からあまり何も考えてないんじゃないかと思われること、舐められることもある。が、実は熟慮の人であり、基本は善人だがそれだけでは表せない底の深いところ、腹黒いところもある。
ママ先生=魔女イデアだということをスコールたちに知らせずに戦わせた点からも、そのことが伺える。

イデアとは幼馴染である。最初は彼女を綺麗な隣のお姉さんと思っていたが、イデアが騎士となろうとしてくれた婚約者に捨てられる事件が起き、その頃から恋慕へと変わっていく。
シドはイデアよりも14歳年下である故に、最初は子供扱いから抜け出せなかったが、コツコツと地道に押して思いを叶えた。

魔女大戦の後、ゼルが教官としてある程度のキャリアを積んだ時点で学園長を退任。引退後はイデアとともにセントラの孤児院跡にて静かに暮らす。

[15] サイファー・アルマシー

FF8におけるスコールのライバルキャラ。ゲーム当時18歳。スコールたちとイデアの孤児院で一緒だった。
性格的には自己顕示欲が強く、常に自信満々なタイプ。実際実力はあるので空威張りではないのだが、それでも横柄な態度は教職員などから問題視されている。

自分と同程度の能力を持つスコールに激しいライバル心を抱いていた。これは本人は忘れているが、幼い頃にエルオーネを取り合ったことにも起因している。孤児院でのエルオーネが最優先していたのはスコールであったので、自分を一番に見てもらえなかったという不満、さらに喧嘩をふっかけても相手にされないというフラストレーションからますますスコールへの感情が屈折していく。
ティンバーにいた頃、リノアと友人以上恋人未満?だったことがある。

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アルティミシア側についてガーデンと剣を交えた以上ガーデンに復帰する意思はなかったようで、シド学園長らの慰留にも関わらずバラムガーデンを自主退学。エスタのエスタ大学に入学する。
卒業後は、そのままエスタの官邸入りした。28歳のときに風神と結婚。2女の父。

[10] ゼル・ディン

バラムガーデンのSeeD。ゲーム当時17歳。肉弾戦を得意とする。身長は少し小さめだが(170センチくらい)、筋肉隆々で「脱いだら凄いんです」タイプ。
スコールとはイデアの孤児院で一緒だった。
ガーデン学食で売られるパンが大好き。

幼い頃は弱虫でよく泣いていて、サイファーに虐められていた。バラムのディン夫妻に引き取られ、ほぼ実子のように愛情持って育てられる。アーヴァインに教えられるまで自分が孤児であったことを覚えていなかったのは、G.Fのせいでもあるが、それ以上にディン家でのあたたかな環境、家庭生活のおかげである。

尊敬する人は、ディン家の祖父。立派な軍人だった祖父に憧れ、SeeDを志した。
やんちゃだが根は真面目で素直。天然なくせに、的確に物事の本質を見抜く。野生の勘が鋭いタイプ。結構な読書家でもあり、パーティキャラの中で一番の博学。
無駄使いをせず堅実でもあるので、仲間内では一番の貯金額を保有。

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SeeD退官後はバラムガーデンの教官となり、さらにバラムガーデン学園長となった。ガーデン設立者のシド学園長が提唱しはじめたガーデン教育理念を発展、充実させ、さらに全世界にガーデンを設立させた功績により、「ガーデン中興の祖」と呼ばれる。
25歳のときに結婚。5人の子どもに恵まれる。自身が一人っ子で兄弟に憧れていた上、基本的に子ども好きなので、たくさんの子どもを持ちたかったらしい。

[9] セルフィ・ティルミット

トラビアガーデン出身のSeeD。スコールとはイデアの孤児院で一緒だった。ゲーム当時17歳。

楽しいことや面白いことが大好きで、賑やかなお祭り大好きタイプ。人懐っこく、誰にも親しげに接する。反面、非常に他人に気を遣い、自分のネガティブな部分を隠して見せようとしない。
もともとはトラビア弁がネイティブなので、普通の言葉を話すときはどこかおっとりとした感じになる。

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イデアの孤児院からトラビアガーデン幼年部へと入学した。元気で性格の明るいセルフィは、冬に閉ざされた地であるトラビアでの対応能力があるだろうとシドに看做された為。セルフィとその同期の子どもたちが、トラビアガーデンの一期生である。

トラビアとそこにいる仲間に愛着を持っており、彼らを守りたいためにバラムに編入してSeeD資格を得た。
パーティーキャラの中で、一番の仕事人間である。付随する思惑も何もなしに、純粋にSeeDになりたいと切望したのはゼルとセルフィだが、セルフィの方がゼルよりずっとワークライフバランスを取るのが下手。それは念願のトラビアガーデン学園長になってからさらに酷くなる。(1日中仕事をしていても気にならないほど)

仕事人間のため婚期も引き伸ばし、アーヴァインの押しに負けて結婚したのは30歳の時。しかも妊娠するまでは、アーヴァインはガルバディアガーデン学園長、自身はトラビアガーデン学園長だったゆえに遠距離結婚だった。
妊娠を機にアーヴァインが仕事を辞め、ようやくトラビアで家庭を持つことができた。

[3] SeeD

バラムガーデンの擁する傭兵のコードネーム。少数精鋭で任務に当たることが多く、職務内容は依頼によって様々である。
給与自体はランクによって異なる。一部から、「身体を張る割に給料が安い」という声もあるが、それでも10代が手にする給与としては破格である。
20歳となると任期満了となり、SeeDは退官しなければならない。

[1] スコール・レオンハート

FF8の主人公。ゲーム当時17歳。バラムガーデンのSeeDであり、現在はSeeD司令官でもある。
あまり世間的には知られていないが、エスタ共和国ラグナ・レウァール大統領の実子。

性格的にはクールで冷淡と評されることが多いが、実は興味のあることにはかなり偏執的にこだわるタイプ。興味を持っているもの、持っていないものに対する態度がものすごく違う。
今現在興味があるのは、シルバーアクセサリ、カード、彼女(笑)。それだけ。それ以外はどうでもいいらしい。

好きな食べ物は特にないが、ガーデン食堂ではよく日替わりラーメンを食べている。すぐに提供され、すぐに食べ終わることが出来るかららしい。
SeeDの仕事も、それほど愛着がある訳ではない。責任感は強いのできちんとこなすが、仕事が好きかと言われたらそうでもない。
結構稼いでいる割に、貯金はそれほどない。興味のあるものには、金に糸目をつけないことが多いため。

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SeeD年齢を過ぎ、退官した後は、新設されたガーデン査察官になります。リノアとは結婚年齢に達してすぐに結婚。世界中を転勤しまくるため、世界中のあちこちに不動産(家)を持っている。←だからやはり貯金はあまりない